ラボダイヤ(正式名称:ラボグロウンダイヤモンド)とは?製造法シリーズ: 第1回 - HPHT法のすべて
- Admin
- 1月21日
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更新日:2月23日

ラボダイヤの製造法には、主にHPHT法(高温高圧法)とCVD法(化学気相成長法)の2つがあります。本記事では、HPHT法について詳しく解説します。このシリーズでは、それぞれの方法の違いや魅力、最新の情報をお届けします。
HPHT法(高温高圧法)とは?
HPHT(High Pressure High Temperature)法は、天然ダイヤモンドが地球内部で形成される環境を人工的に再現する方法です。
プロセス
種結晶の使用: 天然または合成のダイヤモンドを種結晶として使用します。
炭素源の追加: グラファイトなどの炭素を種結晶の近くに配置します。
高温高圧の環境を作成:
圧力: 約5~6GPa(地球の深部に相当)
温度: 約1,300~1,600℃
炭素が溶け、種結晶の周囲で成長してダイヤモンドが形成されます。
特徴
製造コストが比較的低い。
大きなダイヤモンドの製造が可能。
黄色味を帯びたダイヤモンドが生成されやすい(窒素の混入による)。
歴史と経緯
HPHT法は1950年代に初めて成功しました。ゼネラル・エレクトリック社(GE)の研究者たちが、地球内部の条件を再現する技術を開発し、世界初の合成ダイヤモンドを製造しました。当初は工業用途に限定されていましたが、その後技術が改良され、宝飾用のダイヤモンドも作られるようになりました。
最近のニュース
近年では、HPHT法がより効率的になり、カラーダイヤモンド(ブルーやピンク)の製造にも利用されています。これにより、従来では非常に高価だったカラーダイヤモンドがより手頃な価格で市場に出回るようになりました。
品質別の製造成功率
高品質(IF-VVS): 約70%
中品質(VS-SI): 約85%
低品質(Iクラス): 約95% HPHT法では、高品質なダイヤモンドを生成する成功率がやや低い傾向がありますが、効率的な生産が可能です。
カラット数別の製造成功率
1カラット以下: 約90%
1-2カラット: 約80%
2カラット以上: 約60% HPHT法では、カラット数が大きくなるほど製造成功率が下がる傾向があります。
次回の記事では、CVD法(化学気相成長法)の詳細を解説します。HPHT法とCVD法を比較したい方は、ぜひお楽しみに!
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